【受付時間】8:30~18:30 【定休日】土・日・祝日

blog

工場・倉庫・店舗の暑さ対策は「熱」を知ることが重要|輻射・伝導・対流をわかりやすく解説

  • 遮熱

愛知・岐阜・三重・静岡エリアでは、夏場になると工場や倉庫、店舗の暑さに悩まれる企業様が多くなります。
「エアコンを入れても効かない」「屋根付近が異常に暑い」「作業員の熱中症リスクが心配」「電気代が年々上がっている」など、建物の暑熱環境は生産性や労働環境にも大きく影響します。


特に東海エリアは、夏場の高温多湿に加え、金属屋根やスレート屋根を採用した工場・倉庫が多く、建物内部へ強い熱が侵入しやすい地域特性があります。
その原因の多くは、「熱の伝わり方」にあります。
熱には「輻射(ふくしゃ)」「伝導」「対流」という3つの伝わり方があり、それぞれ建物内部の温度上昇に大きく関係しています。


今回は、工場・倉庫・店舗における暑さの原因を、輻射・伝導・対流という視点からわかりやすく解説し、省エネや熱中症対策につながる遮熱・屋根メンテナンスについてご紹介します。


1. 輻射(ふくしゃ)とは

輻射とは、赤外線によって空間を通じて熱が伝わる現象です。
例えば、真夏の工場屋根は太陽光によって60℃〜80℃近くまで上昇することがあります。 その熱が赤外線となって室内へ放射され、人が「ジリジリ暑い」と感じる原因になります。

これが「輻射熱」です。

特に工場や倉庫では、金属屋根・折板屋根・スレート屋根が多く使用されているため、輻射熱の影響を非常に受けやすい傾向があります。
空気温度自体はそれほど高くなくても、輻射熱によって体感温度は大きく上昇します。


工場で発生する輻射熱の例
・金属屋根からの熱放射
・機械設備や炉からの熱
・外壁やシャッターからの照り返し
・アスファルト舗装からの反射熱


輻射熱の怖さ
輻射熱は、エアコンだけでは対策しきれないケースがあります。 空気を冷やしても、屋根や設備から熱が放射され続けるため、作業者は強い暑さを感じやすくなります。

その結果、熱中症リスクや作業効率低下につながります。


2. 伝導とは

伝導とは、物体から物体へ直接熱が伝わる現象です。
夏場に熱くなった鉄骨や機械に触れると熱く感じますが、これが伝導です。


工場では、屋根材が太陽熱を受け、その熱が下地や鉄骨へ伝わることで建物内部の温度上昇につながります。

特に金属は熱を伝えやすいため、折板屋根や鉄骨造の建物では伝導熱の影響が大きくなります。


工場での伝導熱の例
・金属屋根から鉄骨への熱移動
・高温設備から周囲への熱伝達
・熱を持ったシャッターや壁面
・配管やダクトからの熱伝導


伝導対策
・断熱材施工
・屋根カバー工法
・空気層を設ける施工
・遮熱と断熱の組み合わせ


屋根メンテナンスや改修工事では、単純な塗装だけでなく、熱の伝導を抑える構造を考えることが重要です。


3. 対流とは

対流とは、空気の流れによって熱が移動する現象です。
暖かい空気は上へ、冷たい空気は下へ移動する性質があります。
工場や倉庫では、天井付近に熱気が滞留しやすく、「上だけ異常に暑い」という状態が発生します。
さらに、広い空間では空調の冷気が均一に循環しにくく、冷暖房効率低下の原因になります。


工場で起こる対流の例
・天井付近への熱だまり
・空調の冷気が届かない
・開口部から熱気が侵入
・屋根裏への熱滞留


対流対策
・換気設備の改善
・シーリングファン設置
・有圧換気扇
・排熱対策
・空気循環改善


遮熱対策と換気改善を組み合わせることで、工場全体の温熱環境を効率よく改善できます。


東海エリアの工場・倉庫が暑くなりやすい理由

愛知・岐阜・三重・静岡エリアでは、自動車関連工場や物流倉庫、製造業施設が多く、広い屋根面積を持つ建物が数多く存在します。また、東海地方は全国的に見ても夏場の気温が高く、湿度も高い地域です。


特に以下の条件が重なると、建物内部は非常に高温になります。


・折板屋根やスレート屋根
・築年数が古い建物
・断熱不足
・換気不足
・大型機械からの発熱
・南面・西面からの日射


このような環境では、熱中症リスクだけでなく、機械トラブルや製品品質への悪影響が発生するケースもあります。



工場倉庫などの熱中症対策で重要なのは「遮熱」

工場の暑さ対策というと、まずエアコン増設をイメージされる方が多いですが、根本的な改善には「建物へ侵入する熱を減らすこと」が重要です。


特に重要なのが、輻射熱を抑える遮熱対策です。


遮熱対策のメリット
・体感温度低下
・熱中症リスク軽減
・空調負荷軽減
・電気代削減
・作業環境改善
・生産性向上
・設備負荷軽減

屋根から侵入する熱を抑えることで、建物全体の温熱環境が改善され、省エネにもつながります。


ファクトリープロ (山本瓦工業株式会社)の暑さ対策

ファクトリープロでは、工場・倉庫・店舗向けに、遮熱・省エネ・屋根修繕・建物メンテナンスをトータルで提案しています。

単なる塗装工事だけではなく、建物の状態や熱の原因を調査し、輻射熱・伝導熱・対流を考慮した施工提案を行っている点が特徴です。


主な対応内容
・遮熱シート施工
・屋根遮熱工事
・屋根カバー工法
・雨漏り対策
・屋根修繕
・省エネ提案
・建物メンテナンス


工場や倉庫は、建物の構造や使用環境によって最適な対策が異なります。

そのため、単純な「暑さ対策」ではなく、「熱がどこから・どのように侵入しているか」を把握したうえで施工することが重要です。


まとめ
工場・倉庫・店舗の暑さ対策では、「気温」だけを見るのではなく、「熱の伝わり方」を理解することが重要です。
特に東海エリアでは、強い日射や高温多湿環境によって、輻射熱・伝導熱・対流の影響を大きく受けやすい建物が多く存在します。
その中でも、工場内の体感温度を大きく左右するのが「輻射熱」です。
遮熱対策や屋根メンテナンスを適切に行うことで、熱中症対策だけでなく、省エネ・作業環境改善・設備保護にもつながります。
工場や倉庫の暑さでお悩みの方は、建物全体の熱環境を見直してみてはいかがでしょうか。


愛知・岐阜・三重・静岡エリアを中心に、建物の状況に合わせた遮熱・屋根メンテナンスをご提案いたします。
「エアコンが効かない」「工場が暑い」「電気代を抑えたい」「屋根の劣化が気になる」などのお悩みも、お気軽にご相談ください。

SUPERVISOR

この記事の監修者

山本 武司

山本 武司ヤマモト タケシ

代表取締役

在籍スタッフ・契約職方所有資格一覧
かわらぶき技能士1級/かわらぶき技能士2級/建築板金技能士1級/建築板金技能士2級/2級建築士/第2種電気工事士
ファクトリープロ(山本瓦工業グループ)
愛知県豊橋市で創業し、100年以上にわたり屋根・外装の専門工事を通じて地域産業を支えてきた山本瓦工業グループのファクトリープロ。愛知県を中心に岐阜県・静岡県・三重県全域で、工場・倉庫のメンテナンス・改修実績を多数持つ。

1級かわらぶき技能士、1級建築板金技能士、2級建築士、第2種電気工事士など、施工から設計・電気設備まで多角的な国家資格を保有。その専門知識を活かし、遮熱工法「サーモバリア」による空調負荷低減から、防水対策「アクアハジクン」による屋根改修、大波スレートの「カバー工法」まで、工場の資産価値維持と事業環境の改善を一貫して任せられる体制を構築している。

工場長や総務担当者が直面する、建物の老朽化・暑さ対策・雨漏りリスクに対し、データに基づいたドローン診断と徹底した品質管理を実施。大手ゼネコンからも信頼される確かな技術力で、愛知県・岐阜県・静岡県・三重県全域の企業インフラを守り続けている。