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Q

屋根下施工とスカイ工法で遮熱効果に違いはありますか?

A

「屋根下施工」と「スカイ工法」では、どちらも高純度アルミ箔を用いた遮熱シートによって輻射熱を97%カットしますが、遮熱の効果量や建物に与える影響には以下のような違いがあります。

1. 室内温度の低減効果の違い
資料に示された実験結果に基づく最大温度差(夏の室内温度の低減量)は以下の通りです。


  • スカイ工法(折板屋根上):約11℃低減
  • 折板屋根下施工:約11℃低減
  • スレート屋根下施工:約6℃低減

金属製の折板屋根においては、屋根の上に施工する「スカイ工法」と、屋根の下に施工する「屋根下施工」のどちらも、室内温度を最大約11℃下げる効果があるとされています。
一方で、スレート屋根の下側に施工した場合は、約6℃の低減に留まります。

2. 屋根材自体の温度上昇抑制
最も大きな違いは、「屋根材そのものが熱を持つかどうか」です。


  • スカイ工法: 屋根の外側にシートを貼るため、太陽光が屋根材(鉄板)に到達する前に熱を反射します。これにより、真夏に60℃を超える折板屋根の表面温度を23.5℃(外気温と同温)まで下げ、裸足で歩けるほどに抑えることができます。屋根自体の熱膨張を抑えられるため、建物の保護にもつながります。
  • 屋根下施工: 屋根の下(室内側)で熱を反射するため、屋根材自体は高温になります。シートによってその熱が室内に放出されるのを防ぐ仕組みです。

3. 雨漏り対策の有無


  • スカイ工法: 屋根のジョイント部分をシートで覆うため、遮熱と同時に雨漏り対策(防水効果)も行えるという付加価値があります。折板屋根の雨漏りは重ね部分やボルトの周辺からの雨漏りが多く、遮熱シートを施工することで雨漏りが改善したという事例も多くあります。注)雨漏り改善を保証するものではありません。
  • 屋根下施工: 純粋に遮熱・断熱を目的とした工法であり、雨漏りを防ぐ効果はありません。

結論:どちらが最適か

折板屋根であれば、室内温度を下げる効果は同等ですが、屋根材の保護や雨漏り対策、施工のしやすさ(屋内の荷物移動が不要)を考慮すると、サーモバリアスカイ工法の方がメリットが多いと言えます。サーモバリアスカイ工法は屋根材保護の効果を併せ持ったコストパフォーマンスにも優れた工法と言えます。


一方、屋根下に施工する方法は、屋根の上にソーラーパネルが設置されている場合や、スレート屋根でカバー工法を行わない場合、あるいは内壁などと併せて施工する場合などに適しています。屋根上と違い、紫外線の影響を受けにくいため、耐候性に優れた点は屋根下工法のメリットと言えます。

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